皆さん、こんにちは!
お正月も終わり次にやって来る行事と言えば…2月3日の節分です。
節分と言えば豆まきの他に近年ブームとなっているのが恵方巻ですが、恵方巻きの歴史は浅いんじゃないか?自分の幼かった頃は恵方巻なんてなかった気がするけどブームはいつからあるんだろう?と気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は恵方巻の色々について調べてみました!
- 恵方巻の歴史は浅い?
- 恵方巻きのブームはいつから?
- 恵方巻きを笑いながら食べる地域がある?
についてまとめています。
これを読めばあなたも恵方巻にちょっぴり詳しくなれるかも!?
それでは『恵方巻の歴史は浅い?ブームはいつからある?笑いながら食べる地域も!』をお楽しみください。
恵方巻の歴史は浅い?ブームはいつから?
恵方巻きの歴史は浅いのか、ブームはいつからあるのかを調べてみると、恵方巻の起源は諸説あるようで、「戦国時代から始まった」という説や「江戸時代から明治時代にかけて大阪の花街の習慣が発祥」という説があるそうです。
今のところ「江戸時代から明治時代にかけて大阪の花街の習慣が発祥」という説が有力なようですが、これ!といった決定的な起源は不明となっています。
ちなみに、「恵方巻き」の「恵方」とは、
古くは正月の歳神(としがみ)の来臨する方向といい、陰陽道が入ったのち、その年の歳徳神(さいとくじん)、恵方神がおり、たたり神のめぐってこない最もよい方向。
とのことです。
少し難しいですが、物凄くかみ砕くと…「歳徳神という神様のいる縁起の良い方角」ということになります。
2021年の恵方は南南東となっています。
諸説あるようですが、恵方巻の起源は古くは江戸時代からということになり、歴史的には浅いという訳でもないようです。
では、一体いつから恵方巻きがブームとなったのでしょうか。
恵方巻きのブームの正体は、「販売促進のための宣伝広告」だったのです。
宣伝を行ったのは、1932年(昭和7年)に大阪鮓商組合が恵方巻きの宣伝チラシを発行したのがはじまりのようです。
チラシには、「その年の恵方に向いて無言で壱本の巻寿司を丸かぶりすれば其年は幸運に恵まれると云ふ事であります。」と書かれています。
また、巻寿司を頬張る女性の絵や幸運巻寿司といったワードもあり、販促への力の入れようが今でも分かりますね!
では、近年の恵方巻きブームの仕掛け人は誰なのでしょうか。
皆さんもご存じ大手コンビニチェーンのセブンイレブンです!
1989年に広島県広島市のセブンイレブン舟入店が最初に販売したことがきっかけです。
当時の社員であった野田靜眞さんが「大阪には節分に太巻き寿司を食べる」という習慣を聞きつけ販売を始めたことが始まりとのことです。
このことからブームとしての恵方巻きは約30年前と意外と歴史が浅いといえます。
恵方巻きの笑いながら食べる地域は?
さらに恵方巻について調べてみると、なんと恵方巻きを笑いながら食べる地域があるらしいとわかったんですが、地域の特定までは至りませんでした。
おさらいですが、恵方巻きのルールとして、
その年の恵方を向いて、太巻き1本を無言で一気に食べる
ということですが…果たして笑いながら食べる地域はどこなのでしょうか。
結果として…笑いながら食べる地域はあるようですが、詳細な地域までは分かりませんでした。
恐らく、「笑う門には福来る」という言葉があるように縁起の良いとされることから独自のルールが生まれたのかも知れません。
恵方巻きはどこの文化?
恵方巻きの文化は「江戸時代から明治時代にかけて大阪の花街の習慣が発祥」という説があるように関西地域の文化ともいえるのではないかと思い調べてみると、やはり大阪発祥のようです。
旧暦の1年の区切りである節分(立春の前日、冬から春への節にあたる日)は、過ぎ去ろうとする年の厄払いと、新しい年の幸運を願うため、古くから日本各地で鬼を追い払う「豆まき」や、様々な縁起かつぎの行事が行われてきました。その一つが大阪発祥の「節分丸かぶり」で、節分の夜にその年の恵方に向かって巻ずしを丸かぶりすると願い事が成就すると言い伝えられてきました。
この風習の起こりについては諸説ありますが、風俗史研究家・岩崎竹彦氏(岡山県新見市、新見国立短期大学助教授)によりますと、以下の引用文のように紹介しており、「いずれも発祥地は大阪とみていいでしょう」と話しています。
幕末から明治時代初期に大阪・船場の商人が商売繁盛、無病息災、家内安全を願ったのが始まり。
船場の花街で働く女性が階段の中段に立って、巻ずしを丸かぶりすると願い事が叶ったという故事に因む。
船場の旦那衆が節分の日に行った艶っぽい遊びが発端。
節分の頃は新しい香の物が漬かる時期で、江戸時代中期、香の物入りの巻ずしを丸のまま恵方に向かって食べ、縁起をかついだ。
(朝日新聞2004年1月16日付から転載)
諸説あるとはいえ、恵方巻きが大阪発祥の文化というのは非常に有力な説なのかも知れませんね!
恵方巻きには目をつぶって食べるというルールもあるそうですが果たしてどうなのか色々と調べたところ…目をつぶっても、開けていてもどちらでもかまわないそうです!
恵方巻きはお祈りしながら食べている最中に話さなければよいので、目をつぶるのもOK!目を開けていてもOK!
恵方巻きを食べるときは好きな方を選んでくださいね!
恵方巻きを食べるときの願い事は人に言っても言わなくても、結論としてどちらでも良いようです。
願い事を言うと「福が逃げてしまう」とさていることもあるようですが、明確な決まり事はないようです。
どうしても心配な人は黙っておくのが吉かも知れませんね!
ちなみに私は話したくなるタイプなのですぐ話してしまいそうです(笑)
まとめ
『恵方巻の歴史は浅い?ブームはいつからある?笑いながら食べる地域も!』をご覧いただきありがとうございました。
恵方巻きについていかがでしたでしょうか?
恵方巻きの発祥やルールなどこれまでよりも少し恵方巻きに詳しくなれたのではないでしょうか。
ブームの始まりは意外と最近ということで、しかもセブンイレブンがブームを起こしていたと少し驚きでしたね!
様々なルールがありますが、楽しく節分を向けて恵方巻きを食べてくださいね!